MOS Word 2016 Expertの勉強をしてみて思うことです。
試験対策の勉強はFOM出版ので十分だと思いました。
各練習問題の解説を読んで、また
実際にパソコンで操作も同時にしてください。実際にパソコンで操作してみてわかることがあるかと思います。
こんな選択肢があるのか、こんなオプションがあるのかと思うと思います。ただ本を読んだだけでは見逃してしまうものがあります。
そして練習問題では問われない項目の設定が試験で出たりしますので、絶対に手を使って覚えてください。
1.文書を最終版や読み取り専用にする、パスワードで保護は基本を覚えれば大丈夫です。編集の制限はちょっと難しい問題もあるので練習問題をしっかり覚えましょう。
2.マクロの有効化や記録は、難しいものは出ないので、基本をしっかり覚えましょう。
3.検索と置換では、ワイルドカードの使い方や特殊文字の設定の仕方を覚えましょう。また検索では、文字は指定せずにスタイルだけでの検索や置換も出来ます。貼り付けオプションは、アイコン上でカーソルを重ねると文字が出ますので、それを見て種類を見分けれるようにしましょう。
4.改ページ位置の自動修正オプションは種類は多くないので覚えましょう。
5.図表番号のラベルで、何が指定されているのかを確認しましょう。「図」なのか「表」なのか「図表」なのが「Figuar」なのかを。リストにない物は「ラベル」で作成しましょう。
6.クイックパーツの問題は大体決まっていると思いますので、問題をきちんと読んでどこを設定すればいいのかを確認しましょう。
7.差し込み印刷はパターンが決まっているので、一連の作業を覚えて確実に点を取れるようにしましょう。
私はFOM出版の本の模擬試験を10回ぐらいしたのですが、
ただ模擬試験をするだけじゃなくて、問題文でどういう言い回しで問われたからこれとこの項目を設定して、他はデフォルトのままにしているのかまで
解説を見てください。基本的に触れていない項目の部分はデフォルトのままでよいようです。
そして試験に合格した後なのですが、MOSの資格は意味がないという方もいるようですが、きっとMOS試験で覚えたことをうまく仕事で使えないからではないかなと思うのです。
MOS試験の特にWordでは、「こうしてください」という指示の形なので、仕事でも「この文書をこう直して」という指示なら利用しやすいのでしょうが、実際の仕事では文書を一から作ったり、
過去の文書を踏襲して作っていることが多そうです。そこで「自分で考えて、こういう設定にしてこういう風にするとわかりやすくまた管理しやすい」という発想が必要な気がします。
具体例でいうと、例えばスタイルで見出しがあります。何も考えていなければスタイルの見出し1など使うことなく文書を作ってしまうかもしれません。しかし、きちんと見出しにスタイルの見出し1などを
つけておくと、後で見だしのフォントなりパターンなりを変更する時に、スタイルの見出し1を基本に新しいスタイル、新見出し1を作って、それで見出し1で設定したものを変更すれば一発で終わるのです。
また、いつも文書の最後に自身の部署と内線番号と名前を書くようにしているのであれば、テキストボックスにそれらを書き込んだものをクイックパーツに登録しておけば、いつでもすぐに設定できます。
こういったことを積み重ねて仕事を効率よく、そして「自分が楽できる」ようにするのがよいのだと思います。「楽をする」と言われるとダメなことのように聞こえる方もいるかもしれませんが、「楽した」分の時間をちょっとした休憩や
他の仕事への時間の割り振りとかそういったことに使えば、全然悪いことではないと思います。
これが学習の助力になればよいのですが。